ドローンが荷物を運ぶ時代へ

日本郵便奥多摩にてレベル4のドローン実験を行います。

 

日本郵便、日本初レベル4のドローン飛行 23日に実証

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC177650X10C23A3000000/

 

去年の年末あたりに日本郵便が発表していたドローンで荷物を運ぶための第一歩です。

ドローンはACSL製のもので国産です。ドローンはグローバルだと中国製なんかが結構シェアを握っているのですが、国内の法律に従った規格と少し違ってたりもするので国内メーカーのACSLを採用したものと思われます。

今回の記事気になるとこまとめてみました。

 

  1. ドローンの飛行レベル

飛行レベルですが、自動運転と同じく段階によってレベル分けがされてるんですね。

ちなみにレベル分けはこちらです。

 

飛行レベル1:目視内・操縦飛行

飛行レベル2:目視内飛行(操縦無し)

飛行レベル3:無人地帯での目視外飛行(補助者の配置なし)

飛行レベル4:有人地帯(第三者上空)での目視外飛行(補助者の配置なし)

 

今回なんとレベル4という事で遂に最終フェーズまで辿り着いてます。これを無事クリアする事ができれば普通に人が住んでる所にドローンを飛ばす事ができるという事ですね。

物流や救助、インフラ点検などできる事が格段に増えていきます。

残業規制による物流の滞りが予想される2024年問題の解決や再配達の手間も人で解決する必要がないのはかなり魅力的ですよね。

amazonなどの企業もここは積極的に取り組んでいますね。

今の所の見解だと田舎はドローン、都市部はロボットの相性が良いんじゃないかとも言われてるみたいですが、ここは実験を繰り返して答えを探っていくことになるでしょう。

 

2.今後の課題

ドローンを活用する為の課題として法律の部分はありましたが昨年12月の法律改定によりレベル4はクリアできるようになりました。

後はやはり1番恐れられてるのは人に危害を加えないかです。荷物運んでて空から物が降ってきたら大変なことですからね。ドローン自体が落ちてきても困りますしね。

後は遠隔の操作が問題ないかとかもありますが、ここは実験はかなり必要な部分かなと思いますし、取り扱う会社にとって1番気を付けなければならない事ですね。

1番怖いのは広がる段階で事件が起きた時にドローン自体を止める動きが広まることです。

日本でも最初ドローンを危ないってことで平成27年に規制してましたよね。

新しいイノベーションが出た時に人々は拒否反応を示します。それによって世論が大きく動いてしまうとまた規制することになりかねません。しかしただ抑えつける事は新たな発展には繋がらないと筆者は思います。

失敗を元に今のビジネスは発展を遂げてきたのです。

途中何かしらの事件や事故は必ず起きると思います。しかしそうなった時に国や人々がどういった反応をするのか?

その対応が日本の将来の明暗を分けるでしょう。