EUの新規制から日本酒が脱出!国際交渉の裏側をのぞき見

 

こんにちは、皆さん!今日はちょっと変わったニュースをシェアしたいと思います。なんと、日本酒が欧州連合EU)の新たな包装規制から除外されることが決まりました。これは、日本側の熱心な交渉と説得の結果、事実上の禁輸回避に成功したということなんです!

 

まさかの誤解から始まった交渉

話はちょっと戻りますが、この問題はEUの担当官が日本酒を蒸留酒と勘違いしたことから始まりました。日本酒は実際には酒米を原料とする醸造酒。EUの新規制案では、2030年から酒類の容器を再利用可能なものにすることが義務付けられていましたが、日本酒の一升瓶や四合瓶は欧州の規格と異なり、再利用が難しいため、規制の対象となってしまう可能性がありました。

 

 日本政府の奮闘とイタリアの助け

ここで日本政府が大奮闘。国税庁の幹部やEU代表部の大使が、EUの環境担当委員に手紙を書いたり、欧州議会の議員に働きかけたりしました。そして、イタリアが意外な形で助けとなりました。ワインの除外に奔走していたイタリアの政府関係者が日本酒の除外も後押ししてくれたんです。

 

 解決の鍵は「CNコード」

最終的な解決策は、法案に日本酒を明記せず、関税処理に使う品目コード「CNコード」で表記することでした。これにより、日本酒の「2206」コードが規制から除外されることになり、日本酒は無事、大筋合意された法案に残ることができました。

 

複雑なEU規制への対応

この一連の交渉劇から、EUの規制が成り立つ過程の複雑さが浮き彫りになりました。日本政府や関連企業が規制の対象となることに気づくのが遅かったり、EU自体も副次的な影響を十分に考慮せずに対処に手間取ったりするなど、今後の課題が見えてきました。

 

 まとめ

今回の日本酒の件は、国際交渉の難しさと重要性を改めて感じさせる出来事でした。日本は今後もEUのルール作りに目を配り、関与できる人材を育てていく必要があるでしょう。それでは、今日はこの辺で。また次回、面白い話題をお届けしますね!