メルカリの苦戦!!脱却なるか
メルカリ「7000万会員」へ難路 眠る不用品44兆円掘る:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1935H0Z10C23A2000000/
日経新聞さんの記事からメルカリの苦戦についての記事を取り上げます。
メルカリさん!便利ですよねー。
筆者も最近結婚式を挙げたのですが、その時に購入した小道具をメルカリマスターの嫁があれよあれよと売りまして中には買った値段でそのまま売れたら、ちょっと高く売れたものもありました。
今はメルペイなんかも出てきましたんで、売り上げたものをそのまま決済に使うことも出来る様になったので、本当に便利です。
今回はそんなメルカリさんの苦戦を記事にされています。
以下まとめです。
1.会員数増加の停滞
メルカリの会員数は2100万人と多くの方が利用していますが、メルカリは潜在顧客数として後5000万人は増えると考えています。
しかし現状グラフから分かる通り、2000万人前後からあまり人が推移しなくなってきています。
インターネットを使える層を出来るだけ取り入れたいと考えていますが、高齢者や通信に疎い方などやり方を分からない層が多くいるとメルカリは考え、今メルカリステーションというメルカリ教室も開いて会員拡大に努めています。
そんな効果もあるのか、元からの会員の取引数は増えてきているのか取引総額は前年同期の10%程伸びている。しかし伸び率としては前年同期が18%伸びていたことを考えると少し頭打ちになってきているともとれるわけですね。
株式市場はここを二桁台は保って欲しいと考えているので、今ギリギリのラインに立っているわけです。
2.アメリカ進出
メルカリは2014年からアメリカにも進出しています。経済と物流において優位性のあるアメリカを真っ先に選んだ形です。
苦境な道のりだったものの積極的な投資を図り、忍耐を用いてある程度の成功を収める事ができた。2020年には目標だった月間流通総額100億円の壁も超える事ができました。
しかしまだ日本程の適応はできておらず、そもそもガレージセールなどを用いて、対面で自宅にある在庫や不要な物を処分する習慣が根付いていたアメリカ人と日本人の文化の違いもありました。
また専門で売れるサイトが発達していたアメリカではなんでも売れてしまうメルカリは中途半端な存在と捉えられてしまった。
文化の違いがある中で自分達の事業を現地に適応させることはやはり海外展開においては大きな壁になります。
任天堂などもこれを理由にブラジルに事業を撤退しました。
今岐路に立っているメルカリ。
なんでも売れる側面、近年ではマスクの転売の温床となってしまいました。メルカリは特に規制していませんが、事業を続けていく上で一つ解決しなければならない問題でしょう。
勇猛果敢に投資をして拡大してきたメルカリの挽回を僕は期待しています。